2024年12月
市原市にある川廻し跡地、浦白川のドンドンに行ってきたよ!
パワースポットと謳われている川廻し跡地。
【住所】千葉県市原市柿木台
【最寄り駅】小湊鉄道 月崎駅より徒歩20分程
【竣工年】少なくとも61年以上前と推察(理由は後述)
ドンドン??おもしろい名前だね。
由来は諸説ある中で「川の流れる音がドンドンと聞こえるから」という情報を見たんだけど、動画を添えているブログが見つからなかったので自分の足で行ってきたよ。
『川廻し』って聞き覚えがあるけど、前にもこのブログで紹介したことがあったよね?
亀岩の洞窟の記事で紹介したね。
川の蛇行している部分を人工的に貫通させて、元々川のルートだった場所を農地に転用させる事を言うんじゃ。
川廻しのイメージ
亀岩の洞窟も千葉県だったね。千葉には川廻しが多いみたいだよ。
浦白川のドンドンの最寄り駅は小湊鉄道の月崎駅!
車や自転車で来ている方は駅の敷地内にあるスペースに駐車していたよ。
駅前のコンビニを正面にして右方向に歩いていくよ。
小湊鉄道沿いらしいのどかな街並みを進んでいく。
500m弱歩いたところにこんなトンネルがあるよ。
竣工年:1898年
延長:142m
幅:3.1m
126年前に通った素掘りのトンネル。
将棋の駒のような形をしているのは『観音掘り』という工法で掘られている為。
本当に将棋の駒みたい!
千葉県は素掘りトンネルが多いんだってね。
山の多い房総半島で特に見られるみたいだよ。
浦白川のドンドンに行くにはこのトンネルを通っていくよ。
素掘りトンネルの荒々しさがアドベンチャー感あってワクワクした!
トンネルを抜けて歩いていると分かれ道になっているところがあるよ。
僕は最初見落としてしばらく関係ない方へ歩いてしまったので要注意。
案内にある通りここからおよそ500mは足元に注意が必要だよ。
汚れてもいい服装で行った方がいいと思う。
ブヨブヨして踏ん張れるのかわからない場所もありやや恐怖も感じつつ…いよいよお目当ての『浦白川のドンドン』!
ずいぶん高さがあるんだね!迫力あるな~!
水面からだけでも5mはありそうだった。
よくこんなものを掘ったなぁと圧倒されてしまったよ。
来るときに通った永昌寺トンネルと同じ観音掘りのようだった。
さて、肝心の音はどうだったのか?ドンドン聞こえるのかな?
※再生ボタンを押すと音が出ます
…ドンドンとは聞こえないね。トンネル(水路)のゴォーっていう音が印象的!
そうだね。音はトンネル部に近づいても同じだったよ。
水量の問題なのかもしれないし、もしかしたら名前の由来が他にあるのかもしれないね。
相当歴史を感じるね。いつ頃掘られたものなんだろう?
市原市に問い合わせしたところ「市が掘った物ではない」とのこと。
という事は、市原市ができたのが61年前だからそれより前には既にあったと推察できるよ。
永昌寺トンネルと同じ1898年頃かもしれないし、もう少し新しいかもしれない。今回調べられたのはここまでだよ。
なるほど。
水路って事はこの先も続いているんだよね?
奥から光が漏れているのがわかったからそこまで長い距離ではないみたい。
ただこの日の水深は1m程はありそうで、特に装備も無く来てしまったからここで引き返す事にしたよ。
今回浦白川のドンドンを見て、昔の人が水を使う為にどれだけ苦労していたのか想像できた。
今僕たちが苦労なく水を使えている事のありがたみを実感するね!
僕は今回土曜日に行ったんだけど、行きから帰りまでに人と会う事がなかったんだよね。
なので事前にできる限り安全を確保できる状態で行くと安心かもしれない。
こうも奥まった場所だと野生動物への恐怖もあるもんね。
そういえば、動物ではないけどこの場所はヤマビルが多く生息していて、夏場は特に被害が多いみたいだから行く方には気を付けてほしい。
今回僕が必要だと感じた安全への備えをまとめようと思う。
・杖…足を着く前にぬかるみ状況を確認できる
・長袖着用&ズボンの裾を靴下に入れる…ヒル対策
・食塩水の入ったスプレーボトルorライター…ヒル対策
・熊撃退スプレー…熊対策
千葉県に野生の熊はいないと言われているけど、備えあれば憂いなしって言うからね。
2人以上で行動したり、1人の時も誰かに行き先と帰り時間を伝えておくといった基本的な事も忘れずにしておきたいね。
安全第一で水を楽しんでいこう!
さて、今年のブログ更新は今回で最後です。
来年も新しい気付きを読者の皆さまと共有していきたいと思います!
今年もご愛読ありがとうございました。
少し早いですが、よいお年をお迎えください。