災害への備え

2004年11月9日

新潟県中越地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたします。

今年は大きな自然災害が多発し、多くの方々が被害にあわれました。
ニュースに取り上げられる頻度は徐々に減ってきてはいますが、現地では依然復旧活動が続いています。

そこで今回のマメ知識では、突然訪れる自然災害に備えて私たちが日々意識しておかなくてはならないことを、「水」の視点からお話しようと思います。

●飲料水の確保

人間が健康を保つために必要な水の量は一日あたり約2.5?3リットルと言われています。この数字には食事による摂取量も含まれており、ある学者の研究では飲料水としては約1.5リットルの水が必要とされています。 先の阪神大震災の時は、水道の応急復旧が完了するまでに約二ヶ月の時間を要しました。あれから9年経った今日では各自治体で様々な対策が施され、同規模の震災の場合でも約一ヶ月で復旧できると言われています。飲料水に関してはもっと早い段階で給水車の出動などの応急処置が施されますが、それでも各ご家庭で最低限の飲料水の確保は心がけておくべきでしょう。

飲料水の確保については、ことさら防災グッズなどを準備する必要はありません。スーパーやコンビニで売られているミネラルウォーターなどを「飲んだら買い足す」ことを心がけ、すぐに持ち出せる場所にストックされている状態にしておけば大丈夫です。

どれだけ用意しておけば大丈夫という目安はありませんが、避難所などへ移動することなどを考えると、ご家族で持ち運べる限りの量は用意しておいた方が良いのではないでしょうか。

●生活用水の確保

私たちの日常生活で最も水を消費するのは水洗トイレです。一回の使用で流される水の量は少ないもので約10リットル、多いものでは20リットルになります。実は阪神大震災でも最も問題になったのはトイレの問題でした。食料や飲料水は早い段階で救援物資として届けられましたが、トイレに使う水(他にも洗濯などの雑用水も)の確保が難しく、衛生面、健康面などで大きな問題となりました。

現実的には各ご家庭で長期間の生活用水の確保は難しいことではありますが、風呂の水を貯めおいたり雨水利用の貯水槽を設置するなど、できる範囲のことから災害に備える心がけをするべきではないでしょうか。


自然災害への備えは水だけに限ったことではありません。食料の問題、緊急避難の際の持ち物、家族親戚への連絡手段など、心がけておくべきことはたくさんあります。

しかし、自然災害は突然やってきます。備えに早すぎるということはありません。今日できることから始めてみる。そういう心がけが必要なのではないでしょうか。

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