貯水槽は一般的に「受水槽、高置水槽、貯湯槽」の総称です。
いずれも建築物内で使用する水、お湯を溜める役割を持ったタンクです。
・地上または地下に設置されているものを「受水槽」
・屋上に設置されているものを「高置水槽 / 高架水槽」
・お湯を溜めるものを「貯湯槽」と言います。
これらの給水方式は小規模〜大規模建築物で多く使用されています。
受水槽の材質は様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
■FRP製受水槽
【材質】繊維強化プラスチック
【形状】円筒形、球形、角形
・耐食性に優れている
・断熱性に優れている
■鋼板製受水槽
【材質】鉄板に強度を加えた板状の鋼材
【形状】角形
・機械的強度に優れている
・耐久性に優れている
■ステンレス鋼板製受水槽
【材質】ステンレス鋼を含んだ板材
【形状】角形
・表面が平滑で汚れが付着しにくい
・耐久性、耐食性に優れている
■木製受水槽(木槽)
【材質】木材
【形状】丸形、楕円形
・熱伝導率が低く断熱性に優れている
・耐久性に優れている
■RC製受水槽
【材質】鉄筋コンクリート
【形状】角形(埋設)
・遮音性、耐火性に優れている
現在の建築基準法で容量10t以上の貯水タンクは外面の六面点検が義務となっている為、原則RC製受水槽は新設されていません。
■受水槽方式
水道本管からくる水道水を、一度受水槽で貯留した後で給水する方法を指します。
マンション等、短時間に大量の水を使用する施設や、高さのある建物で上階へ給水する為に必要な水圧が足りない場合において用いられる給水方式です。
中高層の建物では水圧不足により上層階に給水できない場合があります。
その場合はパターンAのように、建物の屋上に高置水槽を設置し重力を利用して給水する「高置水槽方式」もあります。
■受水槽のメリット
・過度の水使用があった場合にも安定した水圧で供給可能。
・災害等で断水が発生しても、貯留してある分の水は確保が可能。
しかし場合によっては長い間タンク内に水を溜めたままになる事から、衛生面の管理には十分な配慮が必要となり、水道法という法律により最低年1回以上の清掃が義務付けられています。
上述の通り、受水槽には定期的な清掃が必要です。
清掃前の受水槽(左)と清掃後の受水槽(右)
清掃の他、受水槽の機能を正常に保つ為には周辺設備の点検も必要です。
弊社では年1回以上の給水設備メンテナンス(清掃・点検)を実施する事で、「いつでも安全に水が使える」環境を整備しております。
川口市、さいたま市、千葉市、東京都を中心に首都圏の受水槽メンテナンスに対応しております。
作業の詳細は以下のリンク先にてご確認ください。
受水槽(貯水槽)に起こりうるトラブルの一部を紹介しております。
弊社では清掃点検作業以外に、急なトラブルにも対応しております。
トラブル紹介の詳細は以下のリンク先にてご確認ください。
本体の劣化・耐震性能を確認する為には「貯水槽診断」という作業が必要です。
近年ライフラインの老朽化が問題となっており、貯水槽においても破損や倒壊事故が各地で発生しております。
そうした事故を防ぐ為、弊社では定期清掃作業とは別に「貯水槽診断士による貯水槽診断業務」を行っております。
貯水槽本体の劣化具合や耐震性能の診断を行い必要な処置を講ずる事で、事故を未然に防ぎます。
貯水槽診断の詳細は以下のリンク先にてご確認ください。
さいたま市、川口市、千葉市、東京都をはじめとした首都圏で受水槽(貯水槽)の清掃や劣化診断を行っております。
お急ぎの場合は、お電話( 048-458-0928 )でも承っております。