近年、水道管や道路等の『インフラ設備の老朽化』が社会的な課題となっています。 実際に全国各地で水道管の破裂による漏水事故や道路の陥没事故が発生しています。
貯水槽も例外ではなく、地震等による倒壊事故は少なくありません。 場合によっては人命に係る事故に繋がりかねない為、貯水槽の長期運用には適正な診断と正しい対策が必要です。 その重要性から、弊社では清掃作業時の目視点検とは別に有資格者の専門作業としてご提案しております。 貯水槽のメーカー企業様も参加している協会主催の講習会を修了した者が従事します。 貯水槽本体の劣化状態や耐震性の診断を行い、貯水槽の「改善・延命・更新」に必要な提案を行います。
貯水槽が揺れると槽内の水に作用が働き、パネルに大きな負荷が掛かります。
「スロッシング現象」 地震が発生すると、貯水槽内の貯留水による大きな波が発生する場合があります。この現象をスロッシングといいます。 勢いよく立った波が貯水槽の上部や天井部に負荷を掛け、パネルの破損の原因となってしまいます。
一見問題ないように思える貯水槽であっても、
といった専門家が見ないとわからない項目があります。 その為、有資格者による貯水槽診断業務が重要となります。
診断項目は大きく分けて「耐震性能診断」と「劣化診断」の2つの項目になります。
「耐震性能」の例
「劣化診断」の例
この他多くの項目を診断いたします。
とは言え本当に貯水槽の診断が必要なのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。 実際に地震等により倒壊、破損してしまった貯水槽の写真を紹介いたします。 日頃見た目には問題ないように見えても、このように街中の貯水槽は実際に倒壊しています。
本来であれば部分補修で済んだ物も、本体の更新が必要になるとコストも膨大になってしまいます。 そうならない為にも、管理者様におかれましてはぜひ貯水槽のランニングコストに「診断費用」も含んでいただき、倒壊を未然に防ぐ維持管理業務をご検討いただければ幸いです。 下図のような場合は注意が必要です。
ここまでの説明で「貯水槽の維持管理は負担が大きい」と感じた方も多いと思います。 しかし貯水槽には「震災時の水の確保が可能」という他の給水方式には無い大きなメリットがあります。 適正な診断と正しい対策を行う事で、震災時の貴重なライフラインとして活用する事ができます。 また、弊社では貯水槽の地震対策に有効な緊急遮断弁の施工も対応しておりますので、そちらもお気軽にご相談ください。
さいたま市、川口市、千葉市、東京都をはじめとした首都圏全域で貯水槽診断を実施しております。 弊社は貯水槽の施工や定期清掃に従事している為、貯水槽に精通した者が診断作業にあたります。 その中でも診断作業に従事する者は「貯水槽診断士」という資格を持った専門家が対応しております。 弊社では安全作業を徹底しております。厚生労働省主催「SAFEコンソーシアム」参加中!
「管理会社様・物件オーナー様」…診断についての詳細等、お気軽にご相談ください。 「同業者の皆様」…診断作業のご依頼や技術相談等、お気軽にお問い合わせください。