排水ポンプとは一般的に地下の排水槽から水を汲み上げる時に使用されます。
国土交通省指導の「建築設備設計基準」に基づき、排水ポンプは原則として2台一組で設置すると決まっています。
ポンプ2台を交互に運転する事でそれぞれの消耗頻度を抑え寿命を延ばす事ができます。また1台が故障した場合のバックアップ予備機という点や、消費電力の面でもメリットがあります。
左から「非自動型」、「自動型」、「自動交互型」
上記のように排水ポンプにはいくつか種類がありますが、自動型と自動交互型が2台一組になっている場合についてご説明いたします。
【排水ポンプの動作説明】
アニメーション画像による説明(自動的に画像が切り替わります)
【一連の流れ】(アニメーション)
【2台起動する場合の説明】(静止画)
★制御盤のランプについて
制御盤のランプは、道路の信号とは異なります。
赤=危険(異常)ではなく、「赤=起動中(正常)」を意味します。
つまり、排水設備制御盤においては
赤=正常
黄=警告
青=異常
が正しい認識です。(一部例外もございます)
制御盤も漏電や電球切れ等のトラブルが発生します。
定期的に点検できていないと、いざという時のトラブル解決に遅れが生じる恐れがあります。
排水ポンプ同様、制御盤も定期的な点検が必要です。
もし排水ポンプが正常に機能していないと、以下のようなトラブルが発生します。
満水/マンホールから溢れ
⇒ 排水ポンプの故障又はポンプ性能を超える水の流入
【主な原因】排水ポンプ故障、集中豪雨等
排水口から水が流れていかない
⇒ 排水ポンプの故障による排水管の詰まり
【主な原因】排水ポンプへの異物混入、ポンプ停止
マンホール内から異音/騒音がする
⇒ 排水ポンプの故障又は配管設備に異常が発生している
【主な原因】ポンプ停止不良、配管設備異常(逆止弁等)
これらのトラブルは定期的に点検を実施し、故障する前に修繕や交換を実施していれば防ぐ事が可能です。
排水ポンプは一般的に2台一組での設置と決められています。2台で交互運転している為、1台故障した時はもう1台の消耗も同程度である可能性が高いです。
【 5年間使用したポンプが2台ある場合 】
× 1台のみ交換した場合
⇒ 交換後半年以内にもう1台が故障。別途発注し作業費が余計に掛かってしまった。
〇 2台同時交換した場合
⇒ 別々で依頼するよりも金額を抑えられ、使用年数を統一した事で設備の修繕計画管理の負担も軽減。
弊社の場合、別々にご依頼いただくと都度費用が発生してしまう事が多いので、同時期設置のポンプを交換する場合は2台同時交換を推奨しております。
ゲリラ豪雨と排水ポンプ
また、近年ゲリラ豪雨や都市型集中豪雨等の異常気象が発生し、多量の雨水が流入する事による排水設備のトラブルが起きています。
排水ポンプの設置基準は昔のもので、近年のゲリラ豪雨等を想定したものではありません。その為、地下駐車場の排水が追いつかず、車が水没してしまった事例もあります。
排水ポンプが2台あれば必ず防げるというものではありませんが、1台よりは2台設置しておいた方が想定外の雨量にも対応できる可能性は上がります。
弊社ではさいたま市、川口市、千葉市、東京都をはじめとした首都圏全域で排水ポンプの定期点検・更新工事を実施しております。排水ポンプの点検、交換工事は弊社にお任せください。
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※弊社は施工業者のため、排水ポンプ本体の仕様や詳細につきましてはメーカー様へお願いいたします。