「トイレ」の呼び名とその由来

2007年7月3日

前回までは主に環境問題やエコについて、お話してまいりました。 今回は身近にありふれた、マメ知識を紹介したいと思います。

皆さんが普段使っている、「トイレ」、21世紀の今だからこそ一般的に「トイレ」と 呼ばれていますが、日本では昔から「トイレ」を表す呼び名が地域によって様々かつ たくさんあることをご存知の方は、結構少ないのではないかと思います。 今回は、「トイレ」の呼び名とその由来について、紹介します。

厠 (かわや)
多くある「トイレ」の呼び名のなかでも古く、奈良時代、川の上に小屋をつくり、用を足す。川の小屋=川屋からという説があります。また現在は家の中に「トイレ」を設けるのが、一般的ですが、昔は母屋の側に設けるのが一般的であった為、側屋(かわや)とする説もあるとのことです。

閑所(かんじょ)
用を足す場所は、人がいない静か(閑)な場所である。また入っても用を足す以外にすることがない、ひま(閑)な所ということからきているそうです。

ご不浄(ごふじょう)
便類は不浄なもの、と呼ばれることから、「トイレ」のことも不浄・不浄場とされ、これに丁寧語として「ご・御」がついたのが始まりとされてます。特に女性が使う言葉であったとも言われており、現在で言うところの「御手洗い」に似ているのかもしれませんね。

憚 (はばかり)
日本人は昔から用を足すということは、恥ずかしいことと捉えられてきた為、用を足す際は人の目をはばかる必要があった。

山 (やま)
かの有名な戦国武将「武田信玄」は「トイレ」を特別なプライベートスペースとしていたと言われ、大切に扱ったといわれています。戦国時代、用を足している最中に敵に攻め込まれて、負けてしまったなんてことになったら、悔しいどころではすみませんからね。

数多くの呼び名のうちのごく一部を紹介させていただきました。 時代背景や、習慣・風習により、これだけ呼び名があるのですから、「トイレ」もおもしろいですよね。

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