2010年3月28日
飲料などに使用されている海洋深層水。
海洋深層水がどんなものかご存知ですか?
海洋深層水とは海の水深200メートルより下の太陽光が届かない深海を流れている海水のことです。
深海の海水は水温の変化があまりなく、長い年月をかけて(約2000年)地球を周回しているため現代のように環境ホルモンや公害汚染などがなかった時代のきれいな海水とされています。
海洋深層水には、植物プランクトンが光合成で使用する栄養素が消費されずに豊富に残っています。
また、ミネラルがイオン状態で溶け込んでおり体になじみやすいとされています。
他にも、細菌や有機物が繁殖できないので清浄性の高い海水になります。
海洋深層水はどのように取水されるか知っていますか?
多くの施設が取り入れているのが、海底に取水管を敷設し陸上まで汲み上げているようです。陸上まで汲み上げられたのち、逆浸透膜方式の淡水化装置で脱塩し、ミネラルウォーター、食品、化粧品などに加工され、私たちの手元に届けられています。
2000年以上前の水と聞くとそれだけでもとてもいいものに聞こえますね!
次回も水にかかわる不思議や疑問について調べてみたいと思います。