エコなお掃除(水回り編)

2010年12月15日

今回は、大掃除の時期ですので水回りお掃除のエコなお話をお届けします。
キッチン・トイレ・浴室等の水回りの洗剤には界面活性剤などや、中には難分解性の成分を含むものもあります。
洗剤5mlをコイやフナが生きていけるレベルまで希釈するのに必要な水の量は浴槽約半分のおよそ200リットルだそうです。そこで、お掃除にエコな洗剤を使ってみてはいかがでしょうか。

●重曹(炭酸水素ナトリウム)

〈特徴〉

  1. 弱アルカリ性により油汚れを中和して汚れを落としやすくします。
  2. 粒子が細かく、そのままクレンザーのように研磨剤として使えます。
  3. 臭気を吸着する作用がある為、消臭効果があります。
  4. 食品添加物のため、安全です。

〈使い方〉

容器に入れ、汚れに直接振りかけて擦ったり、水に溶かしてスポンジ等で使用します。


●お酢とクエン酸

〈特徴)

  1. お酢とクエン酸は酸性で、水あか・石鹸かす等のアルカリ性の汚れに効果があります。
  2. 雑菌の繁殖を防止したり、消臭効果があります。
  3. カビを予防する働きがあるため、洗濯機の洗濯槽にも使えます。
  4. お酢とクエン酸は同じ酸性で効果は同じですので、お酢のにおいが気になる方は、無臭のクエン酸を使用すると良いかもしれません。
  5. 酸の働きで金属を腐食させるため、念入りな水洗いが必要な点と使用すると黒ずんでしまう場合があるので注意が必要です。

〈使い方〉

お酢は、どのご家庭にもあるお酢で大丈夫ですが、アルコール酢と呼ばれているホワイトビネガーが良いようです。お酢1に対して水1に希釈して使用します。
クエン酸は、水100mlに小さじ1杯程度溶かして使用します。薬局で粉末が売っているそうです。両方ともスプレーボトルにいれて使用します。
こちらも食品なので安全ですから赤ちゃんやペットがいても安心です。
いずれも市販の洗剤や漂白剤とまぜて使用するとガスが出て危険なので注意が必要です。


エコな洗剤でお掃除して、さわやかに新年を迎えましょう!

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