2012年9月5日
ご存知ですか?
水を電池本体に入れるだけで発電できる「水電池」と言うものが有ります。
付属のスポイトを使って本体の穴に水を入れるだけで発電する物で 災害時や非常時用の備蓄としての利用が注目されています。
特に災害時は、情報を得るために電気は最重要な物ですね!
気になる原理ですが、皆さんは小学校の理科でレモンで豆電球をつけた経験はありますか?
2種類の金属(亜鉛や銅など)の切れ端を差し込み、その金属を導線で結ぶと微弱な電気が流れて豆電球に明かりがつくという実験です。
水電池はこの原理をさらに応用したものです。マグネシウムと炭素の間に、塩分を含んだ活性炭を挟みこみ、活性炭に水を入れることで、それぞれの素材からイオンが溶け出し、電気が発生します。
普通の乾電池は使わずに置いておくと、放電してしまいまい、徐々に電気容量が減ってしまうのですが、この水電池は水を入れなければ長期保存が可能と言う代物です。
しかも驚くことに水分なら何でも良く、ジュースやビール、更には唾液やし尿でも発電が可能になっています。
これなら災害時に持って来いですね。
電力が弱まってきたら再度注水すれば数回にわたって繰り返して使用できます。(再利用は、10回程度)
重さも一般的な電池が100本で2.3kgなのに比べて水電池は100本あたり1.5kgと軽いので備蓄には持って来いです。
水銀などの有害物質も入っていないので使用後は不燃物として捨てられます。
保存期間は未開封の状態で20年は保存可能ですので災害時のリストに是非、水電池を加えてみてはいかがでしょうか?