2014年11月27日
今回は、日頃見る河川が「いつもの川」である理由についてご紹介します。
■ダムの役割
日頃の河川の水位には貯水池が大きく役立っています。貯水池というよりも、ダムと言った方がピンとくるかもしれませんね。
山間部などで河川の水を堰き止めて作られ、渇水時に貯留した水を放流し水量を補給する機能を持つ人口の湖のことを指します。
その多くは渇水時に上水道用や農業用または発電用に水を補給する為の物ではありますが、近年では河川の水位調節を目的に含むダムが作られることもあるようです。
町を流れている川は思っている以上に水位の変化があるもので、いつも見かける川にいつも同じような水位があるのはこのダムが機能しているからなんです。
もしダムが正常に機能しなくなった場合、川の水位が乱れるだけでなく、私たちが普段使用している水の供給にも大きく影響します。
それに、もし河川の水が枯れるなんていうことになれば、河川の生態系は一瞬で破壊されてしまい、元の生態系に戻るには何年かかるか想像もできません…。
■ダム運営の影の立役者
そんな大切なダムですが、場所によってはダムを作りづらい環境や気候のところもあります。
そんなとき、貯蔵組織を持った植物が活躍します。
ムラサキオモト・リュウゼツラン・多肉植物などは水分をしっかり蓄える柔組織を持ち、乾燥地に生息し、人も含め動物の一般栄養源として重要な役目も果たしています。
しかし、成長期に異常に水分を必要とする多肉植物もいるのが少し矛盾を感じますね。
リュウゼツラン
■人気上昇中のダムカード
また、現在「ダムカード」というものが密かな人気を集めています。
ダムカードとは、2007年から国土交通省や水資源機構が管理するダムで発行されている、ダムの外観や基本情報と、ちょっとマニアックな情報が載っているカード型の小型パンフレットです。
実際にダムに行くことでしか手に入らないので、遠方のダムのダムカードはネットオークションで取引されている程です。
ダムに行かれた際はぜひ入手してみてはいかがでしょうか。
>>ダムカードについて(国土交通省HP)
水って本当に大事な物なのに、当たり前にありすぎて大切なことを忘れがちになってしまいますね。日頃から節水を習慣づけたいものです。
それでは。