暖房使用時の乾燥対策について

2015年11月20日

最近は寒いと感じる日が増えてきましたね。エアコンを使用するご家庭も増えてくるのでは?

私は日頃エアコン交換工事を担当させていただく事が多いのですが、先日対応にあたったお客様から

「エアコンを使っているときに部屋を乾燥させない方法はありませんか?」

という質問をいただきました!
確かにエアコンの暖房は他の暖房器具と比べ乾燥しやすい上、乾燥している室内はウイルスが増殖しやすいと言われているので、乾燥対策は必須ですね!
そんなとき役に立つのが「加湿器」ですが、一言で加湿器と言っても様々な加湿方法があるのをご存知ですか?
それぞれの加湿タイプの長所・短所をご紹介します!

1. スチームファン式(加熱式)

[長所]
・加湿能力が大きい。
・放出されるのは沸騰後の蒸気なので、比較的カビや雑菌が含まれていない。

[短所]
・常時煮沸状態のため消費電力が高め。(200〜300ワット)
・スイッチ停止後もしばらくは高温の熱湯や蒸気が本体に溜まっているので注意する必要がある。
・蒸発皿に残るミネラル分が水アカとして溜まるので、こまめな掃除が必要。(最近はフィルターを搭載してこれを防ぐ仕組みもある)

2. ヒーターレスファン式(気化式)

[長所]
・消費電力が小さい。
・ヒーターを使用していないので、吹き出し口が熱くならない。

[短所]
・加湿能力が小さい。
・ファンの音がうるさくなりやすい。(ファンを使用しない自然気化式もある)
・フィルターにカビが発生しやすいため、タンクの水を除菌したり、フィルターに抗菌コートを施したりする製品が多い。
・水道水に含まれるミネラルにより目詰まりを起こすため、定期的なフィルター交換が必要。

3. ハイブリット式(加熱気化式)

[長所]
・部屋の状況に応じて効率よく加湿できる。
・吹き出し口が熱くならない。

[短所]
・原則、加湿フィルターの交換または洗浄などの手入れが必要。

4. 超音波式

[長所]
・消費電力が少なく、加熱した蒸気を放出しない。
・本体サイズを小さくできる。
・水に含まれるものすべてを放出するのが特徴であり、アロマエキスを入れておくことで、香りを楽しむこともできる。

[短所]
・水に含まれるミネラルや貯水タンク内の雑菌などもすべて放出するため、水道水に使用されているカルキに由来するミネラルが析出して部屋に白粉が発生したり、繁殖したレジオネラ菌などの雑菌による肺炎や熱性疾患が発生するなど、加湿器病の原因になるとして注意が喚起されている。
死亡例もあり、最近では大手メーカーではほとんど採用されていない。
この対策として浄水器などを通してカルキ成分を抜いたり、金属イオンや紫外線殺菌灯などを用いて雑菌の繁殖を抑える商品が登場してきている。花粉やインフルエンザも予防できる殺菌水を放出するタイプのものは病院やレストランなどの業務用として使用されている。

参照元:知っておきたい!加湿器タイプまとめ

また、冬場は結露が気になる時期でもありますね。
調べてみたところ、あると便利な露点温度の表がありましたので、ついでに紹介したいと思います!

室温が24℃、部屋の湿度が45%のときは窓や壁の温度が11.3℃を下回ると結露が発生するといった事がわかります。結露は住宅内のカビや腐食の原因になりますので、ぜひぜひ参考にして対策していただければと思います!

最近では加湿機能付きのエアコンも出ているので、エアコン本体をそうしたタイプに交換する事でも乾燥対策は可能です!
私も家のエアコンを交換したいなぁと思っているのですが、お客様から結構な数のご依頼をいただいていてなかなか時間が取れていません!(笑)
当然お客様の対応が最優先ですので、自分の家の事はまだまだ先になりそうです…嬉しい悩みですね(笑)

加湿器に関するお悩みもお気軽に私たちまでお問合せください!

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