2010年6月1日
以前、「水分補給の常識・非常識!?」というコラムで体内の水分量についてお話しましたが、今回は体重の何%が水分なのかを調べてみました。
その割合は年齢や性別によって差がありますが胎児で90%、新生児では75%、成人では65%といわれています。
加齢と共に減少し、高齢者では60%以下と低下します。
そうなると体重200キロの成人は130キロの水分を抱えて動いているということになります。
それではいったい水は体内のどの部分にどのくらい存在しているのでしょうか。
一般的な成人の場合
40%は細胞内に存在し、残り25%は細胞外に組織液や血液として存在しています。硬い骨にも水分は含まれています。
人の体は筋肉や骨によってできているように見えますが実は水でできているといっても過言ではありません。
人間ばかりでなく動物や植物も人間と同様体内に多量の水を保持しています。
その割合は種類によって差があり植物の場合、生長するにつれて水分が増えるものが多いようです。
一方動物は植物と違ってほぼ一定の量を体内に保有していますが、その生物が生息する環境によって異なっています。
水のほとんどない砂漠に住むネズミは65%、水中で生息するカエルは78%、エビは79%と多くなっています。
なかでもクラゲは98%が水とされています。
漢字で「水母」と書くように体のほとんどが水というわけです。
次回もさまざまな水の不思議について調べてみようと思います。