2014年12月25日
「硬水」、「軟水」という言葉は皆さんご存知だと思いますが、状況に応じて使い分けると更に効果が発揮できることがあります。今回はオススメの使い分けを紹介します。
ちなみに・・・「硬水」「軟水」とは水の中に含まれるミネラルの量によって分類されます。
ミネラルが多いものが「硬水」、少ないものが「軟水」です。詳しい基準については依然ご紹介したものをご覧ください。 >>「その水は硬水?軟水?」
硬水・・・
■のどごしが硬いが、しっかりした飲みごたえを感じる
■緑茶を入れる際に色や風味が出にくいが、苦みや渋みも抑える
■肉を煮るときなどにアクが出やすいので、和風料理にはあまり適さない
■石鹸や洗剤が泡立ちにくい
軟水・・・
■口当たりが柔らかく、さっぱりしている
■緑茶を入れる際に色や風味が出やすい
■旨み成分を引き出しやすいなど、煮炊きの多い日本料理に適している
■石鹸や洗剤が泡立ちやすい
地域によっても傾向があり、ヨーロッパでは硬水が多く、日本では軟水が多いそうです。
そのため、ヨーロッパでは蒸す・焼く・牛乳や油脂で炊く・スープやワインで味付け、といった調理方法が発達し、日本では煮る・茹でる・水で炊くなど、素材の味を活かす調理方法が多く活用されているのだとか。
一般的には、料理や掃除など生活の利用に向いているのが軟水、水分補給に向いているのが硬水といわれています。更に、硬水にはお通じをよくする効果もあるそうです。「ミネラルウォーター」という言葉も一般的ですが、こちらは「硬水」です。ミネラルウォーターも使い方によって向き不向きがあるんですね。その他、コーヒーや紅茶などでは硬水と軟水で風味が変わるそうです。好みもありますので、試してみてくださいね!
また、日本の水は基本的には軟水ですが、沖縄や九州など、地域によっては硬水に近い水もあるそうです。
水も使い分けることで生活をより便利にできるかもしれませんね。
さて、これまで皆さまと一緒に多くの発見を共有してきたこの「水のマメ知識」ですが、今回の更新をもって一旦終了とさせていただきます。
これまでのご愛読、誠にありがとうございました。
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