三島市と水

2019年12月

こんにちは!エフくんです。
インフルエンザが流行中です。 乾燥対策をして元気に年を越しましょう!
先月に引き続き今月も静岡県の紹介です!

たしか三島市に行ってきたって言ってたよね。

そうそう。
三島梅花藻(ミシマバイカモ)が見たくってね!

藻?

三島梅花藻は綺麗な清流でしか育たない事から「水質のバロメーター」と
言われていて、自然環境では三島市と柿田川市にしか現存しないんだ。
ただ昭和30年代の湧水減少と共に一度三島市から姿を消してしまったんだって。
それを市民の手で復活させようと、平成8年に柿田川市から譲り受けて
「三島梅花藻の里」が整備されたんだ。


湧水が減少したのはなんでなの?

三島市の繊維産業発達に伴って地下水が大量に消費された
ことが原因のようだよ。
どこの町でも、産業の発達には少なからず自然環境が犠牲になって
しまっている印象があるね。

そうじゃな。
でもこうして自然を取り戻そうとする動きは素晴らしいことじゃな。

綺麗な清流でしか育たない三島梅花藻が育っている事に
納得できるほど、三島市内を流れる川は透き通っていて綺麗だったよ。

水中の水草がはっきりと見えるね。

三島市の水が昔から綺麗なことを示すように、
太宰治や他の詩人が三島の水を詠った詩が道中にあったよ。

他にも街中の普通の歩道に「水の仕掛け」という水汲み場や、
井戸を動かすと湧水を汲んでくれるカラクリ人形があったり、
「三島市=水」という印象が強く残ったよ!




歩いているだけでも楽しそう!
水の仕掛けってどういうものなの?

湧き水が出てくるんだと思うけど、残念ながら
カラクリ人形以外は動いていなかったよ…。
カラクリ人形は子供が楽しみながら遊んでいたよ!

あと、「お花で水質浄化中」っていうのもあった。

このサンパチェンスっていう花は水中の窒素やリンに対して
高い浄化能力があるんだって。植物プランクトンの大量発生を
抑えることが水質浄化に役立っているみたい。

リンの除去っていうと海の海苔みたいな役割なんだね。

長い間「綺麗な水」を観光資源としている三島市が
こうした試みをしているのを見るとこちらも触発されるのぉ。

そうだね!
富士山の恩恵に満足せずに綺麗な水を保とうとする姿勢は
勉強になったよ!僕たちも水環境をもっともっと良くする為に
頑張っていこう!
それでは、今年1年間ご愛読ありがとうございました!
また来年元気にお会いしましょう!

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