水戸市で見れる水の設備 その1【水戸市水道低区配水塔】

2022年3月

皆さんこんにちは。エフくんです。
今月は茨城県水戸市で見てきた水の設備を紹介するよ!

地名からして水と関係の深そうな場所だね。

「水戸」の由来は、那珂川(ナカガワ)の舟運の河港として
盛えていた時に水運の戸口とされていた事からきているそうじゃ。

今回はそんな水との関わりの深い水戸市にある設備を紹介するよ。
その名も「水道低区配水塔」!

えっ!これが配水塔!?

そう。すごいオシャレだよね。
この配水塔は、下市(シモイチ)地区へ良質な水道水を供給する為に
昭和7年に完成したものだよ。
鉄筋コンクリートで作られていて、上部には容量358㎥の鋼製の
水槽が設置されているんだ。

水戸市は西の台地「上市(ウワイチ)」と、
東の低地「下市(シモイチ)」に分かれているから、
これは下市用の配水塔ということじゃな。

そうだね!
実は平成11年に役目を終えている配水塔なんだけど、67年間も下市地区の
水を支えていたんだ。市民の想いもあって、取り壊されることなく
今も保存されているよ。
たまにライトアップもされていて、その様子は水戸市のSNSで確認できるよ。
掲載の許可をいただいたので、下の埋め込み動画を見てみてね。

ライトアップが映える建物だね!
地元の方が羨ましいな。

ライトアップの実施は水戸市のHPで事前にお知らせしているみたいじゃな。
気になる方はチェックしてみるといいぞ。
▶ 水戸市 文化財の保護、保存、活用について(外部リンク)

配水塔の上部にあるレリーフは、消防用ホースがクロスしているデザインで、
この配水塔が消防用水の役割も担っていた事がわかるよ!

そして水戸と言えば「梅」!
正面の上部には梅の花に水と書かれた装飾があるよ。

裏側はこんな感じ。

この配水塔は後藤鶴松さんという水道技師によって設計されたんだけど、
後藤さんはこの塔の起工式に生まれたご自身の女児に「塔美子(とみこ)」と
名付けたんだって。この塔に対する思い入れの強さを感じるよね。

思いが込められた物が長く愛されるって素敵なことだね。

僕も日々携わる設備一つひとつに、より一層
思いを込めて業務に取り組んでいくよ!

それと、塔の横には共用栓があったよ。
昔からの物なのかわからないけど、実物を見るのは初めてだったよ!
吐水口を見てみたら、フレキ管が通されていた。
当たり前なんだけど、なんだかシュールで面白かった 笑



蛇口の元々の呼び名「龍頭(リュウヅ)」と呼ばれていたものじゃな。

…龍頭?

日本に水道が開設された当初は今のように宅内に水栓が無くて、
道路脇に設置された共用栓から水を供給していたんじゃ。
当時の共用栓は輸入品で、本体にはヨーロッパで水の神とされている
ライオンが水道の口にデザインされたんじゃが、日本国内で作られる
ようになった時、水の守護神とされていた龍のデザインになったんじゃ。

へぇー!
でも、どうしてそこから「蛇口」と呼ばれるようになったの?

龍の元となった生き物が蛇であることや、当時の共用栓の
柱の柄が蛇腹柄だったことからから「蛇体鉄柱式共用栓
(の口)」と呼ばれ、略されて「蛇口」になったのじゃ。
ただし、これに関しては諸説あると言われているぞ。

ここだけでも色々学べて楽しかったけど、実は他にも水戸市内の紹介したい
スポットがあるんだ!次回、引き続き水戸市で見てきた珍しい給水塔や、
1663年に施工された上水道「岩樋(イワヒ)」の復元を紹介するよ!
お楽しみに!


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