2022年9月
千葉県松戸市にある栗山配水塔って知ってる?
配水塔があるのは知ってるよ!まだ見たことはないけど。
この前近くに行った時に外から見てきたんだけど、素敵なデザインで見た目も綺麗だったよ。なのに建てられたのが1937年っていうから驚いたよ!
建てられて85年経っているようには見えないね!
しかも現役で松戸市と市川市の一部に水を届けているっていうから更にびっくり!
えっじゃあこの地域の85歳未満の方は生まれてからずっとこの配水塔からの水で生活しているって事だよね?それってすごいね!
設計や施工に携わった方も誇らしいだろうなぁ。設計者が誰なのか気になったんだけど、調べた限りだと不明になっていたよ。
そういえばここは災害時の給水場所にもなっていた!
市内の水の要になっている場所なんだね。この配水塔は見学できるの?
毎年春に見学会を実施しているみたい。ただ今はコロナ禍だから塔の内部の見学はできないそうだよ。
内部まで見れるようになったら見てみたいね!
そうだね。このあと同じ松戸市内の江戸川を見に行ったら、赤圦樋門(アカイリヒモン)という水門があったよ。ずいぶん古そうだから調べてみたら1957年に作られたもので、65年も前から現役で川の調整をしている設備だった!
松戸市では古くからある設備が今も現役で地域の水環境を支えている事がわかったよ。
ずっと大事にメンテナンスされている証拠だね。
そうだね。僕たちも設備メンテナンスを通して60年、80年、100年と安心して水が使える環境を支えていきたいね。
あ、そうそう。松戸市内を歩いていたらマンホールにコアラが描かれていたんだ。
何でコアラなんだろう?見た感じイメージキャラクターっていうデザインでもなさそうだね。
松戸市によると、当初デザインを決める時に市の木である「ユーカリ」を採用したんだけど、ヤナギと間違えられてしまう可能性があったからユーカリの葉をエサとするコアラも一緒に描いたんだって!
なるほど。なんでも調べてみると理由があるものだね。
さて今回は観光スポット兼、生活の中で活躍している栗山配水塔をはじめ古くから松戸市を支えている設備を見てきました。
栗山配水塔は古さを感じない状態であった事、現役で使われていた事にとても驚きました。長年メンテナンスに携わっている方々あっての現状だと思うと、同じメンテナンス業に携わる身として気を引き締めることができました!
それではまた次回お会いしましょう!