先日、埼玉県にある草加松原遊歩道を散歩してきたよ。
どんな場所なの?
ずらっと植えられた松の木を見ながら綾瀬川沿いを歩ける、全長およそ1.5kmの遊歩道だよ。
「おくの細道の風景地」としても登録されているんだ。
その「おくのほそ道の風景地」ってたまに耳にするけどいったい何なの?
松尾芭蕉の「おくのほそ道」に関係する場所かつ、当時の雰囲気を感じられる場所として国から高い評価を受けている場所を指すみたいだよ。
ってことは草加松原遊歩道は松尾芭蕉がいた江戸時代からあって、「当時松尾芭蕉はこの風景を見ながら俳句を詠んだのかなぁ」と思える場所なんだね!
そういうことだね。
今回歩き始めた遊歩道の北端にはこんなオブジェが。
北端側には水遊びスペースがあったよ。
夏場はよく子どもの遊び場になっているんだとか。
遊歩道を歩いている間はずっと松の木と綾瀬川を楽しむ事ができるから、端まで歩いても不思議とあまり疲れなかったよ。
この日はちょっと日差しが気になったけど、松の木がいい具合に木陰を作ってくれて自然のありがたみを感じたりもした。
松の木の存在感もすごいけど、横を流れる綾瀬川が景観を一段と良くしているね。
この遊歩道は日本の特色がある優れた道路が選ばれる「日本の道100選」にも選ばれているよ。
余談だけど、日本の道100選に登録されている道は104本らしい。
100選じゃないんかーいっ!笑
遊歩道を歩いた時、1本1本の松に管理番号が割り当てられている事に気付いたよ。
本当だ!これを見るだけで草加市の管理体制の徹底ぶりがわかるね。
だね。
他に「おくのほそ道の風景地」にちなんだ俳句の投句箱という物が設置されていた。
松尾芭蕉と同じ場所で俳句を詠むって、好きな人にはたまらないだろうね。
遊歩道の端の方では「甚左衛門堰」という埼玉県指定の文化財を見る事ができるよ。
水が濁っているのはこの場所が水の滞留箇所だからだよ。
現地にあった草加市教育委員会様の看板によると、「明治27年から昭和58年までの90年間使用された二連アーチ形の煉瓦造水門で、農業土木技術史・窯業技術史の上で貴重な建造物」なんだって。
130年近く前の設備には見えないくらい保存状態がいいね。
あれ…?という事はこの遊歩道は江戸時代の風景と明治時代の設備を見れるってこと?それってすごい事だね!
しかもどちらも水が関わってるし。
いつの時代においても、いかに水が人々の身近にあったのかがわかるよね。
今回歩いた時、同じように散歩やジョギングをしている人が多かったから、現代でもこの景観が地域住民の憩いになっている事もわかったよ。
こういった「水と景観」を今後も守っていく為にも、川や自然に優しい行動を心掛けようね!
そうしよう!
それではまた来月お会いしましょう!