さいたま市大宮区にある「大宮公園の舟遊池」を見に行ってきたよ!
【名称】大宮公園の舟遊池(シュウユウイケ)
【住所】埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-136
【最寄駅】JR大宮駅 徒歩約20分
【造成】昭和9年
池?…水が無いような。
そう!今この舟遊池は12年ぶりの「かいぼり」の真っ最中なんだ。
かいぼりって何?
かいぼり(掻い掘り)とは池の水を排水して、泥だったり魚などの生物を取り除いて天日に干すことじゃ。
「池の水全部抜いてみた」の番組の光景をイメージするとわかりやすいんじゃないかな?
去年の11月に水を抜く作業があって、今月末まで池干し中だよ。
埼玉県ではこのかいぼりによって以下のような効果を期待しているよ。
・池の水の入れ替え
・ゴミの掃除
・外来種の駆除
・水草の芽生え
・池底の変化
・池を知ってもらう 等
池の水が綺麗になる事に加えて、外来種がいなくなることで生態系の回復が見込めるんじゃな。
地域の人が池に関心を持つ事も大きなメリットだね!
池に生息していた魚たちはどこに行ったの?
池干し中は別の池に移しているそうだよ。
この池の話ではないけど、昔は場所によって泥は田畑の肥料、魚は食用にしていたんだって。
なるほどね。
それにしても去年の11月から今月末までって、ずいぶん長い事池干しの期間を設けているんだね。
ちゃんと乾燥させることで、土壌に空気を含ませる事ができるんじゃ。
これによって地底の微生物が活性化して富栄養化や水質を改善させる事が可能じゃ。
しっかりと空気を含ませて、地面にクラックが入るくらい乾燥させるんじゃ。
なるほどね。
でも夏場の方が早く乾燥しそうだけど、わざわざ寒い時期にやるのはなんでなの?
夏に池干しをすると草が生えてしまう可能性があったり、池の利用者が多い事が一般的な理由のようじゃ。
いろいろと理由があっての事なんだね。
このかいぼりには子どもたちも参加していて、自然と水を学べる素晴らしい取り組みだなと思ったよ。
2018年の氷川神社の神池といい大宮区では大規模なかいぼりが続いているね。
確かにそうだね!
今月末まで池干ししてるって事はその後は水を張るんだよね?
張った後の写真も見てみたいな。
その頃にまた写真を撮りに行って、追記するつもりだよ!
普段当たり前に目にしている池が、自治体だけでなく地域の方々の協力によって維持されている事がわかってとても良い刺激をもらう事ができたよ。
それではまた来月お会いしましょう!
~以下、2023年4月追記~
4月に入って水が張られた大宮公園を見てきました!
比べてみると一目瞭然ですね。
今回かいぼりを学んだことで池を運用する大変さを知ることができ、とても勉強になりました。
僕たちも日々の給排水設備に係る業務に対し、より一層励んでいこうと思います!