浄化槽に関するよくあるご質問やトラブルが発生した場合の対処法、浄化槽を管理する上で知っておきたい事をご紹介します。
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浄化槽の制御盤から警報が鳴っている場合いくつかの原因が考えられますが、ほとんどの場合はその原因となる箇所の名前のランプが点灯しています。もし警報が鳴った際は、どこのランプが点灯しているかを管理会社様や弊社にお伝えいただければ早期解決に繋がります。
状況によっては感電の恐れもあります!制御盤は開けず、警報停止スイッチで警報を停止させたのち、速やかに管理会社様や弊社にご連絡ください。
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浄化槽には衛生害虫と呼ばれる小さな虫が発生する事があり、ほとんどの場合は写真にあるような防虫マットを設置する事で衛生害虫の発生を抑えることができますが、虫の種類によって設置する防虫マットの種類に違いが出てきます。
浄化槽に発生する衛生害虫は、主にチョウバエ、コバエ、カメムシなどです。
いずれも小さな虫の為、判別は難しいと思いますが、弊社にお電話いただければ対応いたします。
衛生害虫トラブルは管理者の不快感に留まらず、放っておくと近隣トラブルにも発展しかねません。速やかに対処し、浄化槽周りを清潔に保ちましょう。
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浄化槽からの悪臭・異臭トラブルには、以下のような原因が考えられます。
・ブロワーの能力低下
・清掃回数の不足
・マンホール蓋の破損 など
衛生害虫同様、こちらも放っておくと近隣トラブルになりかねません。
速やかに点検業者に連絡し、正確な原因特定・早期解決を心掛けましょう!
また、浄化槽の使用開始直後(~半年程度)は機能が安定していないことが原因で異臭が発生する事があります。この場合は少し様子を見てみましょう。
ご家庭に多いブロワー
大型施設に多いブロワー
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浄化槽からの異音トラブルには、以下のような原因が考えられます。
・ブロワーの故障
ブロワーの内部部品(ダイヤフラム等)の破損により異音が発生している可能性。
・ブロワーが家屋に触れている
ブロワーが家屋に当たっている可能性。ブロワー稼働中は振動が発生します。家屋に触れると異音の発生に繋がります。
ブロワーは熱を持っている場合がありますので、調査・修理は専門業者に任せましょう。
マンホール破損例
腐食例
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マンホールは車輌等による積載重量の過重や地震、また経年劣化により破損することがあります。
放っておくと、浄化槽からの異臭や衛生害虫の発生、汚水の溢れ、また通行人の怪我等のトラブルの原因になってしまう為、早期解決を推奨いたします。
交換工事やマンホール本体の納品は弊社までご相談ください。
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旅行等で長期間家を空ける場合、ブロワーの電源は切らないようにしましょう。
ブロワーには浄化槽内の衛生を保つのに必要な微生物を活発化させる働きがあり、電源を切ってしまうとその微生物が死滅し、異臭発生に繋がってしまいます。
どうしても電源を切らなくてはならない事情がある場合は、ご相談ください。
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浄化槽は生活排水を処理する施設です。適正に管理され衛生な水質を保つことができていても、浄化槽の中に汚泥は蓄積されてしまいます。汚泥が溜まると排水詰まりの原因になり、浄化槽が正常に機能しなくなる恐れがあります。その為、年に1回以上の清掃が必要となります。
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浄化槽を管理されている方には、浄化槽協会様より「浄化槽法定検査」のお知らせが届きます。
法定検査の概要についてはこちらをご確認ください。›› 浄化槽とは - 法定検査
11条検査は年に1回以上の実施が義務付けられている為、お手元にハガキが届きましたら検査の申し込みを行いましょう。
ご不明な点がございましたら、お早目に浄化槽協会様までご確認することを推奨いたします。
弊社でもご相談は受け付けております。
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浄化槽の法定検査は、点検業者による保守点検や清掃がきちんと行われているかを、公正中立な立場から確認するものになります。浄化槽は環境問題に直結するものですので、このような管理体制が設けられています。
お手元に法定検査受験案内のハガキが届きましたら、申し込みを行いましょう。
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浄化槽の点検記録表は、3年間の保管が必要です。
点検記録表は法定検査の際に必要になりますので、紛失しないよう保管する事を推奨しております。
浄化槽維持管理の3つの義務とは