樋橋(じゃあじゃあ橋)の落水!

2020年2月

こんにちは!新型コロナウイルスが大変な騒ぎとなっています。
こまめに手洗いをして、予防していきましょう!
さて、今月は千葉県香取市の佐原(さわら)を楽しんできました。

お、水郷佐原じゃな。

そうだよ。
町の雰囲気は埼玉県川越市の小江戸に近い感じだったよ。
もう駅から小江戸感満載だった!

ホントだ!これは着いた瞬間から気分が上がるね!

途中で見かけた公衆トイレも「厠(かわや)」と
書かれていて、こだわりが見えたよ。

「厠」=トイレのことじゃな。
こうしたトイレの様々な呼び方は、以前水のマメ知識の
「トイレの呼び方とその由来」でも紹介したね。

そうだね。もちろんこうした街並みも佐原観光の魅力の一つなんだけど、
今回佐原に来た理由は、「残したい日本の音風景」を見るためなんだ。
樋橋(とよはし)という橋からの落水がその音風景に選ばれているんだよ。

それって確か環境省が選定しているものだよね?
音風景ってことは音も楽しめる場所なのかな?
今まで紹介してきた「景色だけ」とは違って新しいね。

これが樋橋だよ。
落水時の音がじゃあじゃあ聞こえるから、「じゃあじゃあ橋」とも
呼ばれているよ。

これが落水中。
午前9時から午後5時までの間、30分に1回
およそ5分間落水を見ることができるよ。

ホントに「じゃあじゃあ」って聞こえる!
橋の下側にある樋から水が出てるんだね。
ところで、そもそもどうして橋から落水しているの?

そもそもは江戸時代に小野川上流で堰き止めた農業用水を
対岸の水田に送るためなんだって!
元々はただの樋だったんだけど、昭和時代に人が渡れるように
コンクリートの橋になって、平成4年に今の形の橋に架け替え
られたんだってさ。

元々は音を楽しむために作ったものじゃなくて
水を使うための工夫が生んだ音風景だってことか。
途中で形を変えてるとはいえ、江戸時代から
ずっとここで親しまれてるってすごいね。

そうじゃな。
ところで、佐原と言えば日本全土の実測地図を完成させた伊能忠敬
ゆかりの地じゃな。

そうそう!
このじゃあじゃあ橋も伊能忠敬旧宅前にあったよ。
旧宅内には伊能忠敬の銅像が!

すぐそばにはなんと伊能忠敬の子孫の方が経営している喫茶店があったよ!

東京バンドワゴン?

看板は以前同名のドラマのロケ地に使われた時のまま
残してあるんだって!喫茶店の名前は「遅歩庵 いのう」さんだよ。
せっかくだから休憩させてもらったんだけど、おしるこを頼んだら
江戸時代の漆器で提供してもらえたよ。こういうサービスは
町の雰囲気にも合っていて嬉しかったな。

お店の方が教えてくれたんだけど、漆器に「土」と
書いてあるものはかつて醤油の入れ物として使われて
いた物なんだってさ。

漆器はプラスチックよりも薄くて軽いんだってさ。
200年も前の物って聞いたのに、職人技ってすごいね。

確かに。じゃあじゃあ橋だって今の形になって25年以上経ってる
わけだけど、今でもまだ機能しているってすごいことだよね。
メンテナンスも大事にしてるんじゃないかな?
その姿勢は私たちの業務と通ずるものがあるね!

そうだね。
佐原は町の建物も歴史を感じるものが多くて、楽しい観光地だったよ。
水そのものじゃなくて「水の音」が観光資源になっているっていうのも
僕には新鮮だった!
他の「残したい日本の音風景」も、水にかかわるものがあったら紹介するね!
それでは、手洗いを徹底して今月も張り切っていきましょう!

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