2024年8月
こんにちは。
今月は福島県奥会津の金山町にある『大塩天然炭酸場』を紹介するよ。
【名称】奥会津金山町の大塩天然炭酸場
【住所】福島県大沼郡金山町滝沢上ノ山5298
【最寄駅】只見線 会津大塩駅より徒歩約15分
【無料駐車場】福島県大沼郡金山町大塩三百苅2815(炭酸場まで徒歩2分程)
埼玉からずいぶん遠くまで行ってきたんだね!
「天然で炭酸水が湧き出る場所がある」という情報を得て半ば衝動的に行ってきたよ。
日本で天然炭酸水が湧き出る場所として公になっているのはここ金山町大塩地区と大分県由布市だけみたい。
すごく珍しいものなんだね!
どうしてこの場所では天然炭酸水が湧き出るの?
大塩地区で炭酸水が湧き出るようになった明確な出来事の記録は無いそうだよ。
なので『元々の地質が理由』としか言えないんだ。
ちなみに場所に限らず一般的に天然炭酸水ができる理由で言うと、
『地形の影響で地中の地下水と天然ガスが混ざるから』だよ。
・地形の影響により地中で天然ガスと地下水が混ざる為
・大塩地区で湧き出るようになった時期やきっかけは不明
なるほど。
それじゃあいつから大塩地区で炭酸水が湧き出ているのかというのもわからないんだね。
同じ金山町の玉梨地区では『炭酸泉』が出ているんだけど、そちらは約45,000年前と約5,400年前に沼沢火山で起きた噴火のどちらかをきっかけに湧き出るようになったと言い伝えられているよ。
同じ町内でも記録の有無に違いがあるんだね。
それは大塩地区の歴史が理由の一つかもしれない!
というのも大塩地区で昔から代々続く言い伝えによると、この地は平安時代頃に「地獄沢」や「地獄谷」と呼ばれ人々に恐れられていたそうなんだ。
じ、地獄沢??
その理由は、
『地表に出たガスが空中で燃え、草木は生えずジメジメとしていた様子が地獄のようだった』からだよ。
つまり環境整備が行われるまでこの地区は危険な場所として恐れられていたんだ。
そうだとしたらあまり記録が残ってないのも頷けるね。
それでも平安時代には「地表に出たガスが燃えていた」という話が残っているわけだから、少なくともその頃には大塩地区に天然ガスが存在していた事がわかるよ。
だからもしかしたら既に炭酸水も湧き出ていたのかもしれないね!
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